くっきぃ
「先生。どうしたんですか? 折り入って頼みって?」
エリィが眼を見張る。
「実は……。もうじきホワイトデーですから、ミドリとユイにクッキーでもと
思いまして。」
どこか言いにくそうに答えるシタン。
エリィは一つうなずいて
「いいですよ。焼きましょう。」
すかさずシタンが言った。
「いえ、エリィ。そうではなくて、キッチンを貸して欲しいのと、クッキーの
作り方を教えて欲しいのですが。」
「先生が作るんですかぁ?」
エリィの眼はまんまる。
エリィが驚くのは当然である。彼女はフェイから、いかにシタンの
作る食べ物が不味いのかとくとくと聞かされていたからである。
「……ミドリちゃん達のお腹のためにも、止めておいた方が……。」
と小声で言いかけて、エリィは思った。
きっと、ミドリちゃんのために自分で作りたいのね。そうだ。
「先生。私と一緒に作りませんか? ついでに私もフェイのために焼きますし、
材料を用意する手間が省けますから。」
……それに私が味付けをしますから、とりあえず続きの言葉は
飲み込んでおくエリィであった。
「お願いします。」
シタンは、そんなエリィの意図に気付かないようだった。
<(_ _)> すみません。続きはまた今度。
すいません。足掛け3年ハマりっぱなしの「おじゃ魔女どれみ」シリーズの
影響大です。最近第3シリーズが始まりました。最初っから見直すと、
どれみ達ってちゃんと成長してるんだよね〜。イチ押しはあいこちゃんでし。
おんぷちゃんも捨て難いけどね。
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