―― シェバトの接触を許すとは……。
―― シェバトだけではない。イグニスでの損失、タムズでの敗退。そう、エルルも確かお前が……。
―― 相も変わらず役に立たぬ奴だな……。
―― 所詮は出来損ないか……。
―― "塵"……。
−ラムサス− き、貴様っ! 今何と言った!
―― ふん。事実であろう。
―― それに何かなその態度は……。主には忠義を尽くしてもらいたいものだな。
−ラムサス− 俺を、この俺を! "塵"と馬鹿にするか! 貴様ぁーーっ! ぐ、ぐあっ。
−ミァン− お静まり下さい。閣下! お体に障ります。まだ先の戦闘での負傷が完治していないのですよ! 閣下!
―― まあ、よい。
―― ラムズ達は恐らくゲートの破壊に向かうはずだ。今度こそ……。
―― その"本来の力"見せてもらいたいものだな。
―― 貴様が"塵"でないというのであればな……。
−ラムサス− ミァン……艦を発進させろ…奴のもとに……私が……出る……今度こそ……奴をしとめてみせる……。
−ミァン− 閣下! そのお体では無理です!
−ケルビナ− その任、我々にお任せ願えませんでしょうか? 閣下。
−ミァン− あなた達が?
−ドミニア− 必ず、閣下の御期待に沿うよう、尽力いたします。
−ケルビナ− ですから、閣下は一刻も早くそのお体を……。
−ドミニア− 我等の理想の実現のために。
−ケルビナ− では、参ります。