相変わらずのアホな話です
ある日の曙光
執務室で、真っ青な顔をしたヴィルヘルムが床に倒れていた。
「ヴィルヘルム様。ヴィルヘルム様! どうされましたか?」
ケビンがその身を抱きかかえると、手から「灰色」のコントローラーがコロンとこぼれ落ちた。
「コントローラ? それもかなりの旧式。」
ヴィルヘルムを執務室の来客用ソファーに寝かせると、ケビンはコントローラを調べる。
コネクションギア全盛のこの時代に、コードの付いたコントローラとはかなり珍しい。
骨董級である。
そのコードをたどっていたケビンが見たものは、“お天気な”BGMと長閑(のどか)な
景色の映し出されたモニター。
その右隅には、どっかで見たような白い羅針盤の様なマーク。
試しに“R1”ボタンを押してみると、画面マップがクルリと右回転。“L1”ボタンを押すと
今度は左にクルリと左回転。押し続けると、いつまでもマップがクルクル回転する。
「もしかして、ヴィルヘルム様はこのソフトで酔ったのでは?」
ああ、画面酔い続出ソフト――――「ゼノギアス」
あとがき:
ゼノサーガでゼノギアスでごめんなさい(苦笑)。両方のゲームをされた方じゃないと
分からない話ですね。(^^ゞ
実際のところ、酔いませんでした? あのゲーム。(^^;)
……私もラハン村でやりました(苦笑)。なので、今回ヴィルヘルムが酔ったのもラハン村と
いうことにしてます。お天気な音楽とは「おらが村は世界一」…ラハン村の曲ですわ。
ところであの曲、一発でリズムが取れたって方がいらっしゃったら、私尊敬します!
一部拍子が違うんで、いつも、こんがらがるんですよねぇ(笑)。
元ネタは、実はゼノサーガの本家本元パロディでケイオスが酔ってしまった「3D酔い」です。
ケイオスが酔ったのなら、こりゃ一心同体(ウソ)のヴィルヘルムにも酔っていただかないとと思い、
こーゆー話になりました(爆)。ホラ、わたし的にはヴィルヘルムは極度の方向音痴ですから。(^^ゞ