TOPへ戻る 目次へ戻る

空中元素固定装置

救いよーもないくらいのバカ話です  



――― 第7章 ―――



「戻さなきゃ―――」

「戻さなきゃ―――」

「流れちゃうよ―――」

「シオン――」

「戻さなきゃ―――」

「母さんが――流れちゃう―――」

「戻して―――」

「誰か―――戻してよぉ―――」

「シオン」

バシャッ!
シオンの両手から零(こぼ)れ落ちる紅いしずく



「いや――」

「こんなのいやぁ」

「いやぁああああああああ」

「シオンちゃん」

幼いシオンの叫びに応えるように
空の魔方陣からグノーシス!



「何よ これ」

「どうなってるの」

「何で グノーシスが―――」

巫女シオンの戸惑いに応えるように
地の魔方陣からグノーシス!



「危ないシオン」

刀の柄に手をかけ、KOS−MOSに命令するジン

「KOS−MOS」

「ヒルベルトエフェクト展開」



KOS−MOSは両手を横に広げ、竜巻のように激しく回転を始めた!

彼女の身体からは、無数の石つぶてが放出される―――

「KOS−MOS――何を―――?」

気がつけば、出現したグノーシスはダイアモンドの結晶の山に埋(うず)もれていた―――。



「そんな――」

「ウソよ こんなの――」

「主任」

「シオン 気をしっかり持つんです」

「流されてはいけない」

「兄さん――」

「どうなってるの」

「ねぇ これは夢よね」

「私は 私はあんな機能をつけた覚えは無いのよ」

「そんなの何かの間違いよ―――ね」

「こんな事ありえないわよ―――」

「ねぇ」

「誰か教えてよ」

「シオン」

「落ち着くんだ」

「嫌よ―――こんなの」

「ねぇ 誰か―――ウソって言ってよ」

(風子:ウソ)

「主任」

「イヤよ―――」

「いや」

「いやぁああああああ」





空のかなたに現れた、箱舟が一言

『KOS−MOS お前は如月ハ○ー(キュー○ィー○ニー)かよっ!』





混乱するシオンが前に現れた、ケビンが一言

「すまない。僕の趣味だ。」

あとがき:
「女子高生型アンドロイド」っつったら、やっぱり、この人(?)以外にはないでしょう(爆)。(^^ゞ
70年代版の最終回は覚えてないけど、確かこんな感じのシーンがあったはず。見たことがない方、 マニアックなオチでごめんネ。しかも楽屋オチで(笑)。
ヒルベルトエフェクトと空中元素固定装置を引っ掛けて、一度遊んでみたかったんです。 実は全く異なるものなのですが、グノーシスまたは物質を固定させるということでね。
キュ○ティーハニ○を見た世代は(なるべく)笑ってやってください。お願いします(爆)

ちなみに、台詞のほとんどは7章そのままです。(^^ゞ

1 「KOS−MOS――何を―――?」
2 「私は 私はあんな機能をつけた覚えは無いのよ」
3 (風子:ウソ)
4 『KOS−MOS お前は如月ハ○ー(キュー○ィー○ニー)かよっ!』
5 「すまない。僕の趣味だ。」

この5つしか足していません(笑)。超シリアスな名場面を「逆¨(ギャグ)」に 変えようとする大馬鹿者です(爆)。
このシーン好きなんですよ〜。好きすぎて思わず遊んでしまいました。